松岡美術館は白金台駅から徒歩8分くらいの所にある私立の美術館です。
松岡清次郎氏(松岡地所株式会社の設立者)が自身で蒐集してきた美術品を一般公開し、広く愛好家に楽しんでいただこうと美術館設立を決意し、昭和50年(1975)11月、東京港区新橋の自社ビル内に「松岡美術館」を創設しました。
その後もコレクションは増え続けたため、両国ににビルを建設して大きな美術館を作る計画でしたが、志半ばにして亡くなられてしまいました。
遺族が選んだ場所はお気に入りだった白金台の自宅でした。
平成12年4月に新美術館が完成して今に至ります。
日本の絵画や中国の陶磁器、フランス近代絵画や古代オリエント美術など、種類は様々です。
変わっているのはカメラによる撮影やデッサンが自由にできるという事!
普通の美術館だとだめですよね。
(もちろん迷惑にならないように三脚やフラッシュ、操作音は禁止ですよ。デッサンも鉛筆のみです。)
「人はどんなに偉くなっても、やがて忘れられる。そこへいくと、古代の第一級の美術品はずっと後世に残る。自分が集めたものを、未来の人々に鑑賞してもらう。これが私の夢ですよ」
夢をかなえられたのですね。
松岡清次郎氏の思いがいっぱい詰まった美術館です。
『松岡美術館』
住所:〒108-0071 東京都港区白金台5-12-6
TEL:03-5449-0251